皆さんこんにちは。yossyです。
マイコンを使った電子工作を始めるとき、Raspberry Pi PicoとArduinoはよく比較されますが、選ぶのって難しいですよね。
そこで今回はRaspberry Pi PicoとArduinoの違いを比較し、初心者にはどちらがおすすめかお伝えしていきたいと思います!
結論!迷ったらRaspberry Pi Picoシリーズ!
電子工作初心者にぴったりなのは、Pythonで始めやすい&安くて高性能なRaspberry Pi Picoシリーズです!
| 比較項目 | ![]() Raspberry Pi Pico | ![]() Arduino(Uno系) |
|---|---|---|
| おすすめ度(初心者) | ⭐⭐⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐⭐☆ |
| 価格 | 安い(1000円〜) | やや高め(3,000円〜) |
| 主な言語 | Python(MicroPython) | C/C++(Arduino言語) |
| 始めやすさ | ◎(Thonny) | ○(Arduino IDE) |
| 処理性能 | 高い(デュアルコア) | 標準的 |
| 無線(Wi-Fi/Bluetooth) | 対応モデルあり | 対応モデルあり |
| 情報量・教材 | ○(増えてきている) | ◎(圧倒的に多い) |
| 向いている人 | Pythonで学びたい人 コスパ重視な人 | 回路・電子工作の 定番から学びたい人 |
・Pico H:ハンダづけ不要で最短スタート
・Pico WH:無線あり+ハンダづけ不要で万能!
・スターターキット:部品集めが面倒ならこれ一択!
Raspberry Pi Pico vs Arduino 一体何が違う?
それでは、Raspberry Pi PicoとArduinoをそれぞれ比較していきましょう。
ArduinoとRaspberry Pi Picoにはいくつか種類がありますが、比較のときは代表的なArduino Uno R4とRaspberry Pi Picoのスペックを使って比較していきます。
yossyRaspbeery Pi Pico 2について知りたいときはこちらの記事をご覧ください!


各マイコンボードの特徴を比較
Raspberry Pi PicoシリーズとArduino UNOシリーズの基本的なスペックをまとめました。
| 項目 | Raspberry Pi Pico / Pico W | Raspberry Pi Pico 2 / 2W | Arduino UNO R4 Minima | Arduino UNO R4 WiFi |
|---|---|---|---|---|
| 位置づけ(2025の主役) | 初代ラズピコ | 最新版ラズピコ | UNO最新 無線なしモデル | UNO最新 無線ありモデル |
| SoC / MCU | RP2040 | RP2350 | Renesas RA4M1(Cortex-M4) | RA4M1 + ESP32-S3 |
| CPU / クロック | Dual-core Arm Cortex-M0+ 133MHz | Dual Cortex-M33(or RISC-V Hazard3)最大150MHz | Cortex-M4 48MHz | RA4M1 48MHz + ESP32-S3 最大240MHz |
| RAM / Flash | SRAM 264KB / Flash 2MB | SRAM 520kB / Flash 4MB | RAM 32kB / Flash 256kB | RA4M1: Flash 256kB RAM 32kB / ESP32-S3: SRAM 512kB |
| GPIO | 26 GPIO | D14本 + A6本 | ||
| I/O電圧 | 3.3V | 5V | ||
| ADC | 12-bit ADC、外部端子としては3ch | 6ch(最大14-bit) | ||
| DAC | — | あり(DAC 1) | ||
| PWM | 16ch | PWM 6本 | ||
| 無線 | WつきモデルはWiFi/BLE対応 | なし | Wi-Fi/BT | |
| USB | MicroB | USB-C | ||
| 言語 | MicroPython | C/C++(Arduino言語) | ||
| 目安価格 | 約1000円~ | 約3000円~ | ||
それぞれの項目を初心者にもわかりやすく説明します。
プロセッサ
これは、マイコンボードの頭脳に当たる部分です。
Raspberry Pi Picoはデュアルコア、つまり2つの脳を使うことができ、動作速度であるクロック周波数も133MHzと高速になっています。
一方でArduinoはシングルコア、48MHzとRaspberry Pi Picoほど性能は高くありませんが、電子工作用としては十分な性能です。
メモリ
これは、どのぐらいの作業スペースがあるかを表します。メモリには、机の広さに例えられる作業用のメモリと、データを保存する用のメモリがあります。



メモリの容量が多いと、複雑な処理を動かすことができます。
Raspberry Pi Picoのメモリは作業用が264KB、保存用のメモリが2MBあります。スマホやパソコンのメモリと比較すると小さく見えますが、マイコンボードのメモリとしては多いので、大きめのプログラムを動かすことができます。
対してArduinoは作業用が32KB、保存用が256KBとなっているので、シンプルなプログラムを動かすのに向いています。
GPIO
GPIOは、マイコンの手足に当たる部分です。マイコンとパーツとやり取りするための端子(ピン)です。
例えばスイッチ、LED、センサ、モーターなどを接続して動かすことができます。
Raspberry Pi Picoは26本のGPIOがあり、そのうち3本ではアナログ入力も可能です。
Arduinoはデジタルピン14本、アナログピン6本です。Arduinoのいい点はアナログ入力ピンが多いところで、光センサーなどのアナログセンサを多くつなぐ事ができます。
また、Arduinoにはシールドという外部パーツがあり、取り付けることで機能を増やすことができます。
GPIOにはロジック電圧という項目も関係してきます。これはマイコンを動かす電圧のことで、接続するパーツと揃える必要があります。
2つのボードを比較すると次のようになっています。
- Pico:3.3V専用
- 5Vセンサーはレベル変換が必要な場合あり
- Arduino:5V対応
- 古いセンサー・モジュールと相性◎
最近のパーツは3.3Vで動くものが多いため、
- 昔の電子工作部品を使う → Arduino
- 新しめのモジュール中心 → Pico
といった選び方をすると良いでしょう。
言語
これは、マイコンを動かすためのプログラムをどの言語で書くかの違いです。
Raspberry Pi Picoは主にMicroPythonという、初心者に人気のプログラミング言語として有名なPythonの派生言語でプログラムを書きます。
Lチカという、LEDを点滅させるコードはこのように書けます。
from machine import Pin
import time
led = Pin(25, Pin.OUT)
while True:
led.value(1)
time.sleep(1)
led.value(0)
time.sleep(1)


Pythonを知っている人なら何をしているかわかる人もいると思います。
また、MicroPythonだけでなく、C/C++という高速な動作が可能な言語やGoやRustといった言語を使う人もいます。
ArduinoはArduino言語と呼ばれる、C++をベースとした言語でプログラムを書きます。
Arduino言語でのLチカのコードはこんな感じです。
void setup() {
pinMode(13, OUTPUT);
}
void loop() {
digitalWrite(13, HIGH);
delay(1000);
digitalWrite(13, LOW);
delay(1000);
}Arduinoはプログラムについての情報が豊富にあります。ラズピコに比べてライブラリ(外部パーツを使うためのプログラム)も多いです。
欠点は、Pythonに比べると文法やエラーメッセージがわかりにくいところです。
価格
Raspberry Pi Picoシリーズは1000円前後、Arduinoは3000円で購入することができます。
Arduinoには互換品が多く流通していることが有名です。価格も1000円ほどで購入できるので、初心者でも購入しやすいです。ですが、互換品なので個体差があったり、設定の仕方が本来と異なっている場合があるので、初心者が購入する際は本家のArduinoを選ぶと良いでしょう。
初心者におすすめなのはRaspberry Pi Picoシリーズ!
それでは、2つのマイコンボードのうち初心者におすすめなのはどちらでしょうか?
私が初心者におすすめするのは「Raspberry Pi Picoシリーズ」です。



私はRaspberry Pi Picoで電子工作を始めたので、良い点をお話していきます。
1.性能が高い
1つ目の理由は、性能が高いというところです。
Raspberry Pi PicoはArduinoに比べて性能が高く、基本から応用まで幅広い用途で使うことができます。
例えば、複数のセンサーやモーターを組み合わせて動くようなロボットを作るときは、Raspberry Pi Picoの大きなメモリが役立ちます。
また、サイズも小型なので小さい装置を作るときにも活用できます。
さらに、無線機能が搭載されたWつきモデルを使えば、センサーの情報をWebページに表示したりと、IoT工作にも使うことができます。


2.価格が安い
2つ目は、価格が安いという点です。
Rasperry Pi Picoは電子パーツショップなら1000円以下から、Amazonでも1500円ほどで購入できるので初心者が最初に購入するマイコンボードとしてのハードルが低くなっています。
3.MicroPythonが使える
3つ目は、MicroPythonが使えるところです。
Pythonは有名な言語なので「電子工作は初めてだけど、Pythonは知っている」という人は多いと思います。
そんな人たちにはぜひRaspberry Pi Picoをおすすめしたいです。
普段使っているPythonなので、新しく言語を覚え直す必要がなく、実際に動く装置を作れるのでプログラムが動作する実感を得ることができます。



マイコンボードに関わらず、実際にものを動かす体験ができるのは電子工作のいいところだと思います。
上記の理由から、初心者におすすめなマイコンボードはRaspberry Pi Picoがおすすめです。性能・価格・開発環境の点から初心者が始めやすくなっていると思います。
✅️始め方はこちらの記事から!


▶Raspberry Pi Pico H(ピンヘッダ付きモデル)
▶Raspberry Pi Pico WH(ピンヘッダ付き・無線機能搭載モデル)
▶Raspberry Pi Picoスターターキット
Arduinoを選ぶべき人は?
先ほどはRaspberry Pi Picoを初心者におすすめしましたが、Arduinoは初心者向きではないのでしょうか?
実は、Arduinoの方が向いている人もいます!
以下がArduinoがおすすめな人の特徴として挙げられます。
- 電子工作を基礎からしっかり学びたい人
- ライブラリやシールドを活用したい人
- 既存のプロジェクトを活用したい人
ArduinoはRaspberry Pi Picoより前から存在している定番のマイコンボードなので、Raspberry Pi Picoに比べて情報が多くなっています。
それゆえ、初心者向けの情報もRaspberry Pi Picoより多く存在しているので、電子工作を基礎からしっかり学びたいという人はArduinoの方がおすすめできます。
また、Arduino特有のシールドパーツや既存のプロジェクトが多くあるので、それらを活用して動作させてみたい人はArduinoがおすすめです!
▶Arduino UNO R4 WIFI
▶Arduino UNO R4 WIFI スターターキット
まとめ
今回は、Raspberry Pi PicoとArduinoの違いについてまとめました。
それぞれおすすめできる人を簡単にまとめるとこのようになります。
✅️Raspberry Pi Picoがおすすめな人
- 高性能なマイコンが欲しい人
- 安く購入したい人
- プログラムをPythonで書きたい人
✅️Arduinoがおすすめな人
- たくさん情報が欲しい人
- ライブラリやシールドを活用したい人
- 既存のプロジェクトを活用したい人
Raspberry Pi Pico、Arduinoともに初心者に人気のマイコンボードとなっています。私はRaspberry Pi Picoを推しましたが、どちらにも良い点がありますので、それぞれの考えで選ぶと良いでしょう。
マイコンボードを使えば手軽に電子工作を楽しめるので、ぜひ試してみてください。
このブログではRaspberry Pi Picoを使った、電子工作に役立つ記事を発信しています!



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