皆さんこんにちは。yossyです。
最近「RaspberryPi Picoで電子工作を始めた」「Raspberry Pi Picoで電子工作を始めたい」という人の中で、何ができる分からない、アイディアがわかないという人は多いと思います。
Raspberry Pi Picoは小型で手軽に扱えるマイコンボードで、初心者にもおすすめです。
そこで今回は、初心者でもできるものも含めたRaspberryPi Picoを使った工作アイディアを10個紹介します。
Raspberry Pi Picoとは?
Raspberry Pi Picoについて、まだあまり知らない人に向けて軽く解説します。
Raspberry Pi Pico(通称:ラズピコ)は、Raspberry Pi財団が開発した小型のマイコンボードです。
マイコンボードは、簡単に言うと小型のコンピューターのことで、プログラムを書いていろいろな電子部品を動かすことができます。
通常のRaspberry Pi シリーズとは異なり、シンプルで小さくなっているのでLEDを光らせたり、センサーを動かしたりする用途で使われます。なので身の回りで使える装置を自分で作ることができます。
また、Raspberry Pi Pico Wという無線機能がついたモデルでは、WiFiやBluetoothといった無線機能を使うことができるので、スマート家電を作ることもできます。

詳しい始め方についてはこちらをご覧ください!


Raspberry Pi Picoを購入する
Raspberry Pi PicoはAmazonや秋月電子通商など、様々な場所から購入することができます。
もし、なにか装置を作ってみたいと思っている人はスターターキットを購入することをおすすめします。
スターターキットはAmazonで購入することができ、たくさんのセンサーや部品がまとめて手に入ります!
・Raspberry Pi Pico WH(無線機能&ピンヘッダ付きモデル)
・Raspberry Pi Pico W スターターキット


Raspberry Pi Picoで作れる装置10選
ここからは、Raspberry Pi Picoで作れる装置を10個紹介します。
初心者から上級者まで楽しめる装置を紹介していますので、ぜひ工作の参考にしてください。
1.LEDイルミネーション
一つ目は、LEDを使ったイルミネーション装置です。RaspberryPi PicoのチュートリアルとしてLチカがありますが、それを延長して作ることができます。
装置の作り方は簡単で、LチカのLEDをたくさん増やし、LEDを光らせるプログラムを増やしたり、組み合わせるだけです。また、PWMという仕組みを使えば、LEDをだんだんと明るくしたり逆に暗くすることができます。
さらに、NeoPixelというものを使えば、フルカラーLEDを制御することも可能です。
2.温湿度計
2つ目は、温湿度計です。温湿度センサーを使えば、部屋の気温や湿度を計ることができます。


これは、BME280という温湿度(気圧)センサーで、I2Cという通信を用いてラズピコに接続しています。
ライブラリがあるので、それを使えばすぐに温湿度・気圧を取得することができます。
さらに、LCDディスプレイを使えば、測定結果を画面に表示して本物の温湿度計のように使うことができます。画像ではWiFi対応モデルのRaspberry Pi Pico Wを使ってオンラインでデータを確認できるようにしています。


3.MP3プレーヤー


3つ目は、MP3プレーヤーです。MP3再生モジュールを使えば、ラズピコで簡単にmp3ファイルを再生できます。
単純なmp3プレーヤーにするのもいいですし、他の装置と組み合わせてお知らせの音声を再生することができます。
MP3再生モジュールは、こちらから購入することができます。


4.大気質モニター
4つ目は、大気質モニターです。大気質センサーを使って、空気の汚れを測定します。大気の質が悪いと、体調が悪くなるのでその予防に効果的です。


5.人感センサーライト


5つ目は人感センサーを使った自動点灯ライトです。
人感センサーは、人の動きを検知するセンサーです。
これを使うと人が来たら自動で点灯するライトを作ることができます。市販品では難しい、消灯時間を自分で決めることができるので、暗くなるのが早すぎるといったこともありません。
ラズピコは明るいライトを直接制御できないので、リレーやトランジスタを使って制御を行います。
人感センサーやリレーは、スターターキットに入っていることが多いので作りやすいですね。


6.自動消毒スプレー
5つ目は自動消毒スプレーです。インフルエンザやコロナウイルスを予防するための消毒スプレーですが、ラズピコを使えば自動でスプレーを吹いてくれる装置を作ることができます。
使うのは超音波センサーとサーボモーターです。超音波センサーは、超音波を出して、それが物体に反射して戻ってくるまでの時間から距離を求めます。なので、センサーに手が近づいたことを検知することができます。
サーボモーターは、角度を指定して動かせるモーターで、スプレーの引き金に針金で取り付けて、それを引っ張ることで消毒液を噴射できます。


7.自動水やり装置


7つ目は、自動水やり装置です。この装置では土壌湿度センサーを使います。
土壌湿度センサーは、土の中の湿度を測定するセンサーです。このセンサーで水分を測定して、水が少なくなったらポンプの電源を入れて水を自動で与えるしくみです。
この装置は土壌湿度センサーとポンプが一緒に買えるキットを買うのがオススメです。
キットは下のボタンから購入できるので是非挑戦してみてください。


8.電子ペーパーモニター
8つ目は電子ペーパーを使ったモニターで、時計やカレンダーを表示する装置です。電子ペーパーとは、目に優しく低消費電力なディスプレイで、紙と同じで光を反射して見えるディスプレイです。
ラズピコで電子ペーパーを使うためのキットやモジュールが販売されているので、それを使えば電子ペーパーをすぐに使うことができます。


9.GPSロガー
9つ目はGPSロガーです。移動した経路の座標を記録して見返すことができます。


GPS受信モジュールを使って、現在地を取得してSDカードに保存します。
GPS受信モジュールとはシリアル通信をつかってデータを受信します。


10.左手デバイス
最後は左手デバイスです。イラストを描いたり、動画編集に使う便利なデバイスですが、ラズピコで作成することができます。
基板や筐体を自分で用意する必要があったり、プログラムが複雑になったりしますが、作成を試してみる価値はあると思います。
実際に作成されている方のページはこちらからアクセスできるので、興味のある方はぜひ訪れてみてください。
まとめ
今回は、Raspberry Pi Picoを使ってできる工作のアイデアを10個紹介しました!
ここにあるものを作れば、プログラミングや電子工作のいい経験になると思います。
また、ここにあるものを組み合わせたり、新しいものを追加して更におもしろい物をつくることもできるはずです。
もし、このサイトを見て実際に作ったという人がいたら、yossyのTwitterに教えて下さい!このブログで共有したいと思います。作ったものはTwitterに上げたりするので、フォローもよろしくお願いします。

