皆さんこんにちは。yossyです。
私はよく「外出先でもラズピコが使えたらいいな」と思うことがあります。
ノートパソコンを持っていくという手もありますが、やっぱり荷物が増えるのは気になりますよね。
そこで色々調査していたところ、「スマホでラズピコを使う」ことができる方法を発見しました。
これでいつでもどこでもラズピコで遊ぶことができます。

それは流石に変な人かもしれない
ということで、この記事では、スマホでMicro REPLを使ってRaspberry Pi Picoを使う方法について解説します。
スマホでラズピコを使う方法:準備
それでは、どうやってラズピコをスマホで使うかを解説します。
まず、用意するものは以下の通りです。
- OTG対応&Androidバージョン5.1以上のAndroidスマホ
- OTGケーブル
- MicroBのUSBケーブル
- Raspberry Pi Pico(MicroPythonインストール済み)
OTGケーブルは、コネクタタイプが100円ショップに売っていたりしますが、取り回しが悪いのでケーブルタイプを買うことをおすすめします。


ラズピコにファームウェアをインストールする方法は、以下の記事で解説しています。


手順1:Micro REPLをインストール
まずはスマホに「Micro REPL」というアプリをインストールしましょう。
このアプリでRaspberry Pi Picoを使います。
パソコンでいうThonnyみたいな感じですね。
アプリの詳細はGithubのページから確認できます。
手順2:アプリを起動してラズピコを接続する
アプリのインストールが終わったら、アプリを起動しましょう。
起動するとこのような画面になるので、USBケーブルとOTGケーブルを使ってスマホとラズピコを接続します。


スマホとラズピコが接続できたら、アプリに表示されている「Connect」ボタンをタップしましょう。
そうすると、「Micro REPLにBoard in FS modeのアクセスを許可しますか?」と表示されるので許可します。
そうすると、画面が切り替わりラズピコとの接続が完了します。


もし接続がすぐに切れてしまう場合は、画面が切り替わった瞬間Terminateボタンを連打してみてください。
これで、スマホでラズピコを使うための準備は完了しました。
次の章では、Micro REPLの使い方について解説します。
スマホでラズピコを使う方法:Micro REPLの使い方
それでは、Micro REPLを使ってラズピコを使っていきましょう。
ここからは、この画面を「ホーム画面」と呼ぶことにします。


コードを書く
ホーム画面のScriptsをタップして、右上の「New」ボタンを押すと、エディタが起動します。


エディタの画面はこのようになります。


保存するときは上のツールバーのフロッピーディスクのボタンをタップして保存しましょう。
ホーム画面のEditorをクリックすると、編集していたファイルを開くことができます。
コードを書くときは、スマホだとTabが使えないのでスペース4個で代用しましょう。
書いたコードを実行する
ファイルを保存して一回エディタから退出し、入り直すと左上にRunボタンが表示されます。


Runボタンをタップすると、ターミナルが開き、プログラムが実行されます。
Thonnyでいうシェルのようなものですね。


実行しているコードを停止するには「Terminate」ボタンを使用します。
ラズピコにプログラムを保存する
Scripts内で書いたコードは、アプリ内に保存されているようです。
外部からはアクセスが難しそうなので、Scripts内で書いたコードをラズピコに保存するにはコードを丸ごとコピペする方法を使います。
まず、保存したいプログラムのコードを丸ごとコピーします。
次に、ホーム画面からExplorerをタップし、右上のボタンを押して新規ファイルを作成します。


作成したファイルを長押ししてメニューを開き、Open in Editorをタップします。


ここに、先ほどコピーしたコードを貼り付けて保存すれば、ラズピコにプログラムを保存することができます。
ラズピコのファイルを操作する
先ほど、ラズピコにプログラムを保存する際に使用したExplorerでは、ラズピコのストレージを確認することができます。


上部のボタンでファイルのアップロード、新規作成、フォルダの作成、リロードが行えます。
また、ファイルやフォルダーをタップか長押しすると、名前の変更や削除などを行うことができます。
まとめ:スマホでもラズピコが使える!
今回はRaspberry Pi Picoをスマホで使う方法について紹介しました。
使い方がThonnyと似ているので簡単に使うことができました。
スマホとケーブルがあればすぐに使うことができるので、皆さんぜひ試してみてください!

